地球サミットに至るまでの経緯

1972年6月5〜12日ストックホルムで「国連人間環境会議」を開催。

 先進国における環境問題については経済成長から環境保護へ、開発途上国における環境問題については開発の推進と援助の増強が重要であることが明らかにされました。また、国連の機関として「国連環境計画」(UNEP)が設立される。同会議によって、環境問題が国際舞台に登場した。

1974年「世界人口会議」、1975年「ワシントン条約」発効、1977年「国連砂漠化防止会議」など

 地球環境問題を議論するための一連の国際会議が行われました。しかし、この間にも開発途上国を中心に、熱帯林の減少や砂漠化、野生生物種の減少などが進行してしまいました。やがて、オゾンホールの発見、ハワイ・マウナロアの二酸化炭素濃度の上昇の記録の公開などによって、オゾン層の破壊や、地球温暖化などの地球規模の環境問題が広く問題提起されるようになり、地球環境問題に対する意識は徐々に高まってきました。

1982年5月、UNEP管理理事会特別会合

 日本の提案を受けて、「環境と開発に関する世界委員会」が設立されました。同委員会は、1987年東京で会合を開き、持続可能な開発に向けた行動を求めた報告書「我ら共通の未来(Our Common Future)」を同年の国連総会へ提出し、その実施が決議されました。この中で示された「持続可能な開発(Sustainable Development)」は、地球サミットの基本的テーマでもあり、環境と開発を統合するための考え方の根底を成すものです。

1985年 南極でオゾンホールが発見される。

参 考

Web:K-I Space「初めての環境教育」/「地球サミット」 /「至るまでの経緯」


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