汚染(概論) 1260 "汚染の問題を見渡すと"   メモ
"環境問題は体制を越えて起こってくる。人間社会にすぐに影響する。人間だけが中心ではない。生態系の一員である人間。人間はそれらによって活かされている。→環境と生命(1)/綿貫礼子講師

地上のすべての物質は、海から蒸発した後、雨と川水で海に帰るという水の大循環の中にある。この流れで海の水は、4000年に一度入れ代わる。水以外の物質は海に留まるので、海は汚染物質の最終的な集積場となる。
   →イカの肝臓は語る
    ☆肝臓に溜まりやすい‥‥海水中濃度の数十万倍イカ肝臓に濃縮されている

食物連鎖によって次第に濃縮されていく。
生物が海水中の元素から体を作る際、特定の元素や物質を体内に濃縮
   ★化学廃棄物‥‥産業排水/生活排水
   →北海のアザラシ大量死

放射性物質
重金属
水銀……水俣病は1960年ころ石油化学が進んでチッソがいちばん水銀を流した
   →乾電池が地球に毒(水銀)をまき散らす
   →日本に一つしかない乾電池の処理工場

カドミウム
    →足尾銅山は明治期、深刻な公害問題を引き起こした

有機塩素化合物
   →PCB(ポリ塩化ビフェニール)
      「PCB汚染」改善進まず/魚介、6割から検出
DDT
   →DDT問題について書かれたレイチェル・カーソン著「沈黙の春」
     春になっても生命が生まれない自然。
ダイオキシン
    →イカの肝臓は語る
    ダイオキシンは戦争時「化学兵器」(枯れ葉剤) として使われるが、
   平和時も「除草剤」として現代世界にふり撒かれている。
   1960年〜72年頃、ベトナム戦争で頻繁に使われ、この頃子どもであった人たちに、
   今癌になる人が多い。(綿貫礼子*/著書「ダイオキシン汚染のすべて」)
有機スズ化合物
TBT
TPT

農薬散布について
   ゴルフ場における農薬散布問題
   松林への農薬散布
     桐生市の松林への農薬散布問題→K10218

水質汚染 1270 "バイカルファンド
バイカル湖の汚染を止めようと住民が運動を起こす"   メモ
 "バイカル湖。地球の淡水の1/5を貯える。
三年前(1990.2現在)バイカルファンドという環境保護財団が生まれた。十数年前からバイカル湖の汚染を止めようと付近の住民が運動を起こし、ときにはストライキやデモで逮捕者を出すほど。労働者、学者、芸術家、宗教者、作家、など広汎な人々に支持。ペレストロイカを迎えて政府公認。水質汚染防止はもちろん、森林の乱伐、動物の乱獲、石炭鉱脈の炭坑化、農牧畜への化学物質の持込み、原発建設阻止、宣伝という具体的な活動と、哲学、宗教を含めて人間の生き方そのものまで掘り下げた徹底的研究がされている。"
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 "「対策に協力」は9割弱
国民の4割が身近な川や海の汚染の最大の原因は家庭から出る生活排水にあると指摘、6割以上が各家庭でも対策に気を配っていることが、、2日発表された総理府の「生活型公害に関する世論調査」で明らかになった。生活排水に関する設問は今回が初めて。今年6月、工場排水の規制が中心だった水質汚濁防止法が改正され家庭の調理くず、廃油、洗剤の適正使用が新たにうたわれた。今回の調査結果を受け、環境庁では「国民のすべてが各家庭で生活排水の浄化に努めるよう、より一層意識の向上に全力を挙げて取り組みたい」と話している。
調査は今年7月、全国の成人3000人を対象に面接方式で実施、有効回収率は75.0%。川や海の汚れの最大の原因を聞いたところ「家庭の台所からの排水」が39.6%と最も多く、次いで「工場排水」(26.0%)、最近、問題となっている「ゴルフ場、農地からの農薬などの流出」が9.9%を占めたのが目立つ。生活排水対策に協力を求められた場合、「協力する」人は87.6%で、実際に65.2%が「生活排水の汚れを減らすよう家庭で心がけている」と回答。‥‥

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1993.1.23" 化学物質汚染 1320 松くい虫予防空中散布中止を 1990.5.31  桐生タイムス
  "桐生の自然を守る会は31日、市議会議長に中止を求める陳情書を提出。その理由は:
@薬剤散布は大きな不安があり、幼児や小動物への影響を心配する。
Aガンノズル式による散布でも大気中の残留薬剤について不安感を拭えない。
B薬剤による予防は効果が薄い。
C高崎、太田、沼田、渋川などではその効果が期待できない。
Dたとえ微量でも長期の投与実験で遅発性の神経毒性を示唆する報告がある。


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